『日常』第1話
一般的な日常の話と同じ空間で起こっている非日常が混ざり合い、合間に4コマ的ショートが挟まれる。日常でのコント風味の面白いやり取りといった感じで、間を取って落ちへ持っていく形。基本的には緩い内容で物語らしいものも無さそうだが、落ちは付くので見応えは悪くない。 緩さに感性が合うか次第か。
一般的な日常の話と同じ空間で起こっている非日常が混ざり合い、合間に4コマ的ショートが挟まれる。日常でのコント風味の面白いやり取りといった感じで、間を取って落ちへ持っていく形。基本的には緩い内容で物語らしいものも無さそうだが、落ちは付くので見応えは悪くない。 緩さに感性が合うか次第か。
『花咲くいろは』第1話
破天荒な母親とその恋人の借金による夜逃げの結果、母親の実家の旅館で現代リベラル娘が働くことになって〆られるといった感じ。元気に頑張る姿やおもてなしの心の背景にあるものが表現されると思われる。職人のそれっぽさのためか角刈りの方が居られたが、綺麗な角刈りは高度な技術を要するのでそういう店のある街全体が設計されているのか。それとも旅館を舞台とするだけで、それっぽさのために用意したのか。その辺の作り込みへの配慮次第で明暗が別れそうな感じで、トレンディーな展開になったら白けそう。
破天荒な母親とその恋人の借金による夜逃げの結果、母親の実家の旅館で現代リベラル娘が働くことになって〆られるといった感じ。元気に頑張る姿やおもてなしの心の背景にあるものが表現されると思われる。職人のそれっぽさのためか角刈りの方が居られたが、綺麗な角刈りは高度な技術を要するのでそういう店のある街全体が設計されているのか。それとも旅館を舞台とするだけで、それっぽさのために用意したのか。その辺の作り込みへの配慮次第で明暗が別れそうな感じで、トレンディーな展開になったら白けそう。
おお勇者よ死んでしまうとは情けない
2011年4月19日 シリーズ全体の感想『これはゾンビですか?』
ちょっと有り得無さそうな設定と応答式のサブタイトルが目を引いたが、その実はテンプレのヒロインが集まった作品だった。勢いで見られている内は良かったが、間延びと後半になっての急ぎ足で呼吸が乱れている印象を受けた。このデザインや作画だと別に水着やライブが浮いて見えるだけだったのも痛い。ゾンビ映画よろしくで、B級ながらも絶妙の均衡によって見られる作品だったなと。色気が出て均衡が崩れると辛い。
ちょっと有り得無さそうな設定と応答式のサブタイトルが目を引いたが、その実はテンプレのヒロインが集まった作品だった。勢いで見られている内は良かったが、間延びと後半になっての急ぎ足で呼吸が乱れている印象を受けた。このデザインや作画だと別に水着やライブが浮いて見えるだけだったのも痛い。ゾンビ映画よろしくで、B級ながらも絶妙の均衡によって見られる作品だったなと。色気が出て均衡が崩れると辛い。
『インフィニット・ストラトス』
一通りのキャラクターが揃い共同作戦が出来るようになるまでを描いていた。細かい整合が気になったり、CGの動かし過ぎが疲れる面もあったが、揃えに揃えたヒロイン達は一級品であった。シリアスに寄せ過ぎて間延びしたり、整合が気になったりは無かったので匙加減も宜しゅうございました。
一通りのキャラクターが揃い共同作戦が出来るようになるまでを描いていた。細かい整合が気になったり、CGの動かし過ぎが疲れる面もあったが、揃えに揃えたヒロイン達は一級品であった。シリアスに寄せ過ぎて間延びしたり、整合が気になったりは無かったので匙加減も宜しゅうございました。
『銀魂’』第1話
ナレーションのバンクから、それを読んでいる新八の場面に切り替わって途中で蹴飛ばされて終了させられる。メタに富んで無茶苦茶だけどらしい立ち上がり。本編は放送休止期間に作中でも時間が経過したとされる内容。銀さんがどうみてもヤムチャ的な体験を語り始めたり、定春を含めて体に出来たいぼがオッサンになったことの経過を映像で見せられると馬鹿馬鹿しい。ゴリラ扱いされているので有り得ないと思われたカップル成立や新八の厄介払いと来て、落ち込んでいた所に九兵衛とのときめきな展開と思わせての股間に何を付けたとか、桂の取ったどーを落ちに持ってくる品の無さが再びみられるとは……。
ナレーションのバンクから、それを読んでいる新八の場面に切り替わって途中で蹴飛ばされて終了させられる。メタに富んで無茶苦茶だけどらしい立ち上がり。本編は放送休止期間に作中でも時間が経過したとされる内容。銀さんがどうみてもヤムチャ的な体験を語り始めたり、定春を含めて体に出来たいぼがオッサンになったことの経過を映像で見せられると馬鹿馬鹿しい。ゴリラ扱いされているので有り得ないと思われたカップル成立や新八の厄介払いと来て、落ち込んでいた所に九兵衛とのときめきな展開と思わせての股間に何を付けたとか、桂の取ったどーを落ちに持ってくる品の無さが再びみられるとは……。
『テレビまんが 昭和物語』第1話
昭和38年の大晦日から東京オリンピックの年である昭和39年の明け共に始まる。東京郊外を舞台としたある家庭を舞台とした日常もの。大した事件もないのだが、随所に溢れる生活感と過去の風景や文化が描かれている。踏切の向こうには人さらいが居るから子供だけで行っては駄目だとか、正月は人さらいも休みだったとの台詞は、当時の情報量に合わせたやり取りらしく見え、もっと昔だと妖怪ってことになるのだろうかと想像が膨らむ。年明け早々に家の中で喧嘩が起こっても、子供にとって気になるのはお年玉が貰えるかだよね。美術は勿論、台詞や背景にあるその時代の常識や感じ方を大事にして作り出される雰囲気が良い。無論、今の常識で推し量るような野暮なこともない。何気ない日常の中に溢れる発見が沢山あって楽しい。
昭和38年の大晦日から東京オリンピックの年である昭和39年の明け共に始まる。東京郊外を舞台としたある家庭を舞台とした日常もの。大した事件もないのだが、随所に溢れる生活感と過去の風景や文化が描かれている。踏切の向こうには人さらいが居るから子供だけで行っては駄目だとか、正月は人さらいも休みだったとの台詞は、当時の情報量に合わせたやり取りらしく見え、もっと昔だと妖怪ってことになるのだろうかと想像が膨らむ。年明け早々に家の中で喧嘩が起こっても、子供にとって気になるのはお年玉が貰えるかだよね。美術は勿論、台詞や背景にあるその時代の常識や感じ方を大事にして作り出される雰囲気が良い。無論、今の常識で推し量るような野暮なこともない。何気ない日常の中に溢れる発見が沢山あって楽しい。
『STAR DRIVER輝きのタクト』
ミュージカル的に挿入される歌、芝居懸った気障な喋り、実際演劇の部活動もあったわけで、舞台を意識させる作品だった。舞台であれば、幕が開いて幕が閉じれば終わってしまう。だが、人生という名の舞台は自分が生きている限り終わることはなく、主役とは各々の視点かによって各々がなり得るといった感じか。キャラクターの感情で引っ張る部分は多かったが、感情を誘発する流れを伴って勢いで見られた。いつまでも青春していたい親父(しかし、秘密結社ごっこには内心お冠だった模様)と青春真っ盛りの息子(フラグも真っ盛り)の確執を最終決戦に持ってきて、最後の最後で救ったはずの世界を賭けて恋敵を助けに行く。そこに被せて理性や論理を超えた恋する乙女の感情を語らせることで納得させる力技。そこには青春のような途上こそが至上であり、この作品にとってもそうなのだなと思わせるものがあった。馬鹿馬鹿しさの中にある華々しさ、楽しかったです。
ミュージカル的に挿入される歌、芝居懸った気障な喋り、実際演劇の部活動もあったわけで、舞台を意識させる作品だった。舞台であれば、幕が開いて幕が閉じれば終わってしまう。だが、人生という名の舞台は自分が生きている限り終わることはなく、主役とは各々の視点かによって各々がなり得るといった感じか。キャラクターの感情で引っ張る部分は多かったが、感情を誘発する流れを伴って勢いで見られた。いつまでも青春していたい親父(しかし、秘密結社ごっこには内心お冠だった模様)と青春真っ盛りの息子(フラグも真っ盛り)の確執を最終決戦に持ってきて、最後の最後で救ったはずの世界を賭けて恋敵を助けに行く。そこに被せて理性や論理を超えた恋する乙女の感情を語らせることで納得させる力技。そこには青春のような途上こそが至上であり、この作品にとってもそうなのだなと思わせるものがあった。馬鹿馬鹿しさの中にある華々しさ、楽しかったです。
『ドラゴンボール改』
サイヤ人編やフリーザ編は圧縮されてテンポ良く話が進むので気持ち良かった。反面、人造人間編は何か物足りない感じがした。何だかんだいっても、ビシバシドカバキや吹っ飛んだり爆発したりの引き伸ばしも少しは無いと物足りないといったところか。どうせなら、魔人ブウ編もやって欲しかったってのもあるか。未来を救うトランクスの闘いも無く、悟空が死んで悟飯にバトンタッチする形での終わりが逆に打ち切り臭が漂うのも悲しい。まあ、色々思う所もあるが、折角やった甲斐のある位には楽しい作品だった。
サイヤ人編やフリーザ編は圧縮されてテンポ良く話が進むので気持ち良かった。反面、人造人間編は何か物足りない感じがした。何だかんだいっても、ビシバシドカバキや吹っ飛んだり爆発したりの引き伸ばしも少しは無いと物足りないといったところか。どうせなら、魔人ブウ編もやって欲しかったってのもあるか。未来を救うトランクスの闘いも無く、悟空が死んで悟飯にバトンタッチする形での終わりが逆に打ち切り臭が漂うのも悲しい。まあ、色々思う所もあるが、折角やった甲斐のある位には楽しい作品だった。
『DOG DAYS』第1話
紀乃川市のインターナショナル・スクールに通うアスレチック競技を趣味に持つ少年が異世界に召喚され、アスレチック魔法バトルを戦争と呼ぶ安心の茶番に巻き込まれる。異世界救世ものってところか。まあ、共和国で姫様の時点でつっこむのも野暮か。風雲たけし城が元ネタっぽいしね。ポロリとか用意しつつ獣耳さん達と戯れてたら宜しいわ。 キャラが多くて覚えられ無さそうな予感。
紀乃川市のインターナショナル・スクールに通うアスレチック競技を趣味に持つ少年が異世界に召喚され、アスレチック魔法バトルを戦争と呼ぶ安心の茶番に巻き込まれる。異世界救世ものってところか。まあ、共和国で姫様の時点でつっこむのも野暮か。風雲たけし城が元ネタっぽいしね。ポロリとか用意しつつ獣耳さん達と戯れてたら宜しいわ。 キャラが多くて覚えられ無さそうな予感。
『TIGER&BUNNY』第1話
アメコミチックな洒落たヒーローが活躍し、ヒーロー番組として行動に対してポイントが与えられるポイントレース形式が採用されている。で、ヒーロー毎にスポンサーがおりロゴが入っている。有事にあってもヒーローが来てくれる前提の世界では、一般人も悪人もそれを意識しているので、どこか安心して見られる茶番ぽさのある娯楽の様相を呈している。まあ、作中同様に資金調達として付いているスポンサーだが、ロックバイソンさんの肩に描かれた「牛角」の圧倒的存在感は一回見て欲しい所。
主人公はベテランヒーローであり、会社も含めて崖っぷちのオッサンなため、洒落た雰囲気と反する印象を受ける。また、同じ能力を持った若造が華々しくデビューを飾り、主人公の会社の買収や若造とコンビを組まされる展開での引き方も勢いがあって良い。方向性に問題はあるものの、オッサンのやり方を時代遅れと切って捨てず、行動の根底にある時代を経ても変わらない正義を格好良く見せるのが良い。王道とは普遍性なり。 お洒落と王道で絶妙に均衡を保った作品が現れたとあっては嬉しくなってくる。
アメコミチックな洒落たヒーローが活躍し、ヒーロー番組として行動に対してポイントが与えられるポイントレース形式が採用されている。で、ヒーロー毎にスポンサーがおりロゴが入っている。有事にあってもヒーローが来てくれる前提の世界では、一般人も悪人もそれを意識しているので、どこか安心して見られる茶番ぽさのある娯楽の様相を呈している。まあ、作中同様に資金調達として付いているスポンサーだが、ロックバイソンさんの肩に描かれた「牛角」の圧倒的存在感は一回見て欲しい所。
主人公はベテランヒーローであり、会社も含めて崖っぷちのオッサンなため、洒落た雰囲気と反する印象を受ける。また、同じ能力を持った若造が華々しくデビューを飾り、主人公の会社の買収や若造とコンビを組まされる展開での引き方も勢いがあって良い。方向性に問題はあるものの、オッサンのやり方を時代遅れと切って捨てず、行動の根底にある時代を経ても変わらない正義を格好良く見せるのが良い。王道とは普遍性なり。 お洒落と王道で絶妙に均衡を保った作品が現れたとあっては嬉しくなってくる。
『バクマン。』
テンポの良さによって勢いがあったものの、とんとん拍子であることに対する積み重ねが、新妻エイジという結果と比べることによって支えられていた。絶対的な失敗とか挫折で見せるのではなく、天才に対し相対的に見せることで非凡さを上手く包み隠していた。勢いで見せている部分やあざとさの中に、速さの谷間や不意にこちらに合わせたかのような温さが気になるといった感じ。弛緩によって冷静になり考えると、イケメンで才能があって環境があって許嫁的な人がいて、憧れの職業の良い部分だけが目に入ってと、鼻に付く部分が多いのも事実。それらを映像の勢いと夢に向かう物語の勢いで上手く作ってある部分が多かったのも事実。夢は覚めないから夢なんだよなと。まあ、最終回なのに次週も続くかのような引き方だったので、続きが気になりはする、飽きてなければ。
テンポの良さによって勢いがあったものの、とんとん拍子であることに対する積み重ねが、新妻エイジという結果と比べることによって支えられていた。絶対的な失敗とか挫折で見せるのではなく、天才に対し相対的に見せることで非凡さを上手く包み隠していた。勢いで見せている部分やあざとさの中に、速さの谷間や不意にこちらに合わせたかのような温さが気になるといった感じ。弛緩によって冷静になり考えると、イケメンで才能があって環境があって許嫁的な人がいて、憧れの職業の良い部分だけが目に入ってと、鼻に付く部分が多いのも事実。それらを映像の勢いと夢に向かう物語の勢いで上手く作ってある部分が多かったのも事実。夢は覚めないから夢なんだよなと。まあ、最終回なのに次週も続くかのような引き方だったので、続きが気になりはする、飽きてなければ。
『ケロロ軍曹』
長きに渡ったこの作品もいよいよ終わり。一時休止か永続休止か。お子様ライフスタイルなオッサンのケロロを中心に分かりやすい設定を活かした話がローテーションになっていた。時事ネタやパロディ、長いこと登場しなかったキャラが再登場する話が合間に挟まれる。使い捨ての無いリサイクルに満ち溢れた作風とでもいうべきだろうか。マンネリながらも、当たり前に軍曹が居る生活を再認識する形の話が多かった最終年だが、それも15分になったことで二本立ての良さが無くなってしまったのは痛かったか。花見に勢ぞろいしたレギュラー陣と「ケロッ!とマーチ」 で〆る最後が、見た目にも散り際の華々しく美しい桜の花と同調させてあって感慨深かった。軍曹とはお別れだが、趣味を大事にする姿勢を思い返す度に思い出せるさ。てな具合に、いつの間にか侵略されてましたな。
長きに渡ったこの作品もいよいよ終わり。一時休止か永続休止か。お子様ライフスタイルなオッサンのケロロを中心に分かりやすい設定を活かした話がローテーションになっていた。時事ネタやパロディ、長いこと登場しなかったキャラが再登場する話が合間に挟まれる。使い捨ての無いリサイクルに満ち溢れた作風とでもいうべきだろうか。マンネリながらも、当たり前に軍曹が居る生活を再認識する形の話が多かった最終年だが、それも15分になったことで二本立ての良さが無くなってしまったのは痛かったか。花見に勢ぞろいしたレギュラー陣と「ケロッ!とマーチ」 で〆る最後が、見た目にも散り際の華々しく美しい桜の花と同調させてあって感慨深かった。軍曹とはお別れだが、趣味を大事にする姿勢を思い返す度に思い出せるさ。てな具合に、いつの間にか侵略されてましたな。
鬱屈を貯め込む日本式
2011年4月9日 シリーズ全体の感想『遊戯王5D’s』
基本的にはグダグダで荒んだ未来を舞台に、序盤は新カードが増えないからワンパターンだとか、シンクロのアドの取りやすさと攻撃力の低いエースモンスターのせいもあって低調なデュエルが多かった。最初の編は物や人が揃っていないから低調だったと見なすにしても、ダークシグナー編は雑賀や牛尾を再利用する形で使ってみたりと、前半の内容の再構成に四苦八苦している印象の中で、取って付けた登場を遂げたガチデッキ野郎のクロウが新たにシグナーに加わって何が何やら。いっそシグナーや伝説の竜以外のモブ扱いのシンクロも使えよと思う内容。クラッシュタウン編はニコの親父が死んだ件以外は満足な内容だった。一方で、WRGP編はアニメオリジナルのカードと効果の調整や物語が甘々だったことが露呈する内容で、無くても良かった気がしてくる。反面、最後のアーククレイドル編ではシェリーがいらない子だったこと以外は、話も練り込まれていてデュエル内容とも同調するところが多くて良かった。ジャックとのラストデュエルを決めるのが、ジャンクウォーリアーだったのは、デストロイヤーでも良かったように思えるところだが、バトルフェーダーの可能性を考えると上手い選択で、デュエルと話とが噛み合っているとこも含めて珍しく納得出来る内容で集大成として良いデュエルだった。キスでもしそうな距離でのアキとの最後の会話だけで終わる語らずして見せる距離感は、絶望失望大好きの内容らしさか、売るべきものの対象を考えた結果か。まあ、「サイコ」デュエリストとはお別れしておいて正解かもしれない。
ジャックとのラストデュエルを決めるのが最初から使い続けてきたカードと新しいカードとの組み合わせだったこと、子供から大人へと成長を遂げた遊星と大人でありながら成長を遂げた牛尾との会話で〆ることは、見続けてきた視聴者へのサービスのみならず、変わるものと変わらないものを示した良い終わり方だった。そんなこんなで終わってみれば、終わり方のおかげで随分と印象が良くなった作品だった。
基本的にはグダグダで荒んだ未来を舞台に、序盤は新カードが増えないからワンパターンだとか、シンクロのアドの取りやすさと攻撃力の低いエースモンスターのせいもあって低調なデュエルが多かった。最初の編は物や人が揃っていないから低調だったと見なすにしても、ダークシグナー編は雑賀や牛尾を再利用する形で使ってみたりと、前半の内容の再構成に四苦八苦している印象の中で、取って付けた登場を遂げたガチデッキ野郎のクロウが新たにシグナーに加わって何が何やら。いっそシグナーや伝説の竜以外のモブ扱いのシンクロも使えよと思う内容。クラッシュタウン編はニコの親父が死んだ件以外は満足な内容だった。一方で、WRGP編はアニメオリジナルのカードと効果の調整や物語が甘々だったことが露呈する内容で、無くても良かった気がしてくる。反面、最後のアーククレイドル編ではシェリーがいらない子だったこと以外は、話も練り込まれていてデュエル内容とも同調するところが多くて良かった。ジャックとのラストデュエルを決めるのが、ジャンクウォーリアーだったのは、デストロイヤーでも良かったように思えるところだが、バトルフェーダーの可能性を考えると上手い選択で、デュエルと話とが噛み合っているとこも含めて珍しく納得出来る内容で集大成として良いデュエルだった。キスでもしそうな距離でのアキとの最後の会話だけで終わる語らずして見せる距離感は、絶望失望大好きの内容らしさか、売るべきものの対象を考えた結果か。まあ、「サイコ」デュエリストとはお別れしておいて正解かもしれない。
ジャックとのラストデュエルを決めるのが最初から使い続けてきたカードと新しいカードとの組み合わせだったこと、子供から大人へと成長を遂げた遊星と大人でありながら成長を遂げた牛尾との会話で〆ることは、見続けてきた視聴者へのサービスのみならず、変わるものと変わらないものを示した良い終わり方だった。そんなこんなで終わってみれば、終わり方のおかげで随分と印象が良くなった作品だった。
『ドラゴンクライシス!』
取引の横取りに巻き込まれ、取引物だったがドラゴンだったと判明し、ローズと名付けて親戚のお姉さんも含め有耶無耶に同居し、別のドラゴンが奪いに襲来し、撃退出来る天賦の才があることと人生に影を落としいることが分かり、人間なのにドラゴンとエンゲージ出来て撃退し、間にちょこちょこ事件に巻き込まれ、ローズの大人の儀式でドキドキの関係に発展してぎくしゃくし、もう一度奪いに来たドラゴンにドラゴンクライシスの特性だからエンゲージ出来るがローズを苦しめていると告げられ、まんまとローズを引き渡し、ドラゴンの本当の狙いを告げられ気持ちを含めた決断を迫られる。
並べてみると外的な要因だけで物語は進行していたといえる。で、最後の最後に危険とお前の気持ちはどうなんだと問われることで自発的にヒロインを助け、辞書的な意味でのエンゲージを成し遂げると。最初の襲来で気持ちを試されて決断したのに、相手が刷り込みではなく異性として見るようになると互いに戸惑うってのは面食らった。結果、冊数と話数との一単位あたりの情報量の差と区切り方の違いが浮き彫りになった感はある。
まあ、天賦の才に恵まれた優柔不断で屁垂れな主人公の周りにナオンがうなる系なのだけど、目は奪われるものの気持ちはヒロイン一筋だったから不思議と悪い気はしなかった。あくまでまあまあだが、そういうことにしておこう。
取引の横取りに巻き込まれ、取引物だったがドラゴンだったと判明し、ローズと名付けて親戚のお姉さんも含め有耶無耶に同居し、別のドラゴンが奪いに襲来し、撃退出来る天賦の才があることと人生に影を落としいることが分かり、人間なのにドラゴンとエンゲージ出来て撃退し、間にちょこちょこ事件に巻き込まれ、ローズの大人の儀式でドキドキの関係に発展してぎくしゃくし、もう一度奪いに来たドラゴンにドラゴンクライシスの特性だからエンゲージ出来るがローズを苦しめていると告げられ、まんまとローズを引き渡し、ドラゴンの本当の狙いを告げられ気持ちを含めた決断を迫られる。
並べてみると外的な要因だけで物語は進行していたといえる。で、最後の最後に危険とお前の気持ちはどうなんだと問われることで自発的にヒロインを助け、辞書的な意味でのエンゲージを成し遂げると。最初の襲来で気持ちを試されて決断したのに、相手が刷り込みではなく異性として見るようになると互いに戸惑うってのは面食らった。結果、冊数と話数との一単位あたりの情報量の差と区切り方の違いが浮き彫りになった感はある。
まあ、天賦の才に恵まれた優柔不断で屁垂れな主人公の周りにナオンがうなる系なのだけど、目は奪われるものの気持ちはヒロイン一筋だったから不思議と悪い気はしなかった。あくまでまあまあだが、そういうことにしておこう。
準備万端整いました
2011年4月7日 放送中のアニメの感想とか『スイートプリキュア』第7話
しらべの館という名の秘密基地でピアノの練習をする二人と一匹の前に調辺音吉なる老人が現れる。その忘れ物を巡って二人の絆を深める話。ハミィに普通に相槌を打ったりと謎の老人だが、どうも館の持ち主っぽい感じ。体よく忘れた孫から貰った人形を二人が見つけて届ける道中では、人形が小銭入れだと分かったり、お腹が空いたので明日にしようとか、やるときめたら最後までやると意見を言い合う。海での小休止にて、また今までのように本音で言い合える関係になろうと仲直りする。だけど、本音で言い合うにしても言い方に思いやりが感じられないのが気になる。まあ、性格がきついっすわ。で、音吉さんを見つけて渡そうとした人形を途中で無くしたことに気付いたところで、いつもの奴が出てきて戦闘になる。仲直りした二人の力であっさり倒す。音吉さんが二人の仲直りの切っ掛けとしてわざと置いてきたように匂わせて終わる。こういう若者を見守り導く年長者は良いね。
今回で分かったのは、仲が悪いというよりは、仲良くしたいけど素直に出来ないが今作のテーマといったところだろうか。心情を自然な台詞や所作で説明するのは、ツンデレのような定型を用意するのと比べると難しいか。残念ながら、今の所その高度な要求を満たせていない。もう仲直りしたので、いよいよ言い訳御無用の本番ですな。
しらべの館という名の秘密基地でピアノの練習をする二人と一匹の前に調辺音吉なる老人が現れる。その忘れ物を巡って二人の絆を深める話。ハミィに普通に相槌を打ったりと謎の老人だが、どうも館の持ち主っぽい感じ。体よく忘れた孫から貰った人形を二人が見つけて届ける道中では、人形が小銭入れだと分かったり、お腹が空いたので明日にしようとか、やるときめたら最後までやると意見を言い合う。海での小休止にて、また今までのように本音で言い合える関係になろうと仲直りする。だけど、本音で言い合うにしても言い方に思いやりが感じられないのが気になる。まあ、性格がきついっすわ。で、音吉さんを見つけて渡そうとした人形を途中で無くしたことに気付いたところで、いつもの奴が出てきて戦闘になる。仲直りした二人の力であっさり倒す。音吉さんが二人の仲直りの切っ掛けとしてわざと置いてきたように匂わせて終わる。こういう若者を見守り導く年長者は良いね。
今回で分かったのは、仲が悪いというよりは、仲良くしたいけど素直に出来ないが今作のテーマといったところだろうか。心情を自然な台詞や所作で説明するのは、ツンデレのような定型を用意するのと比べると難しいか。残念ながら、今の所その高度な要求を満たせていない。もう仲直りしたので、いよいよ言い訳御無用の本番ですな。
『テガミバチ REVERSE』
ニッチの正体が分かって絆が深まったり、肝心のゴーシュを見つけ出すことと一通りの目的を達成した。おまけに、首都と人工太陽に絡んだ政府の陰謀とリバースなる反政府組織と精霊にのなりそこないによる人工太陽の破壊を阻止したのだが、終わり方がどうにも釈然としない。肝心のラグの正体や母親に政府の謎という名の伏線が残されているためか、去っていくゴーシュのためか。人の心を押す割には、人の心の歴史を軽視したかのようなステレオタイプな悪の政府と反政府組織の構図になっており、政府の側にいるテガミバチの立場との整合が取れていないような展開もちょっときつい。まあ、OPやEDの雰囲気は好きだったから見られた。
ニッチの正体が分かって絆が深まったり、肝心のゴーシュを見つけ出すことと一通りの目的を達成した。おまけに、首都と人工太陽に絡んだ政府の陰謀とリバースなる反政府組織と精霊にのなりそこないによる人工太陽の破壊を阻止したのだが、終わり方がどうにも釈然としない。肝心のラグの正体や母親に政府の謎という名の伏線が残されているためか、去っていくゴーシュのためか。人の心を押す割には、人の心の歴史を軽視したかのようなステレオタイプな悪の政府と反政府組織の構図になっており、政府の側にいるテガミバチの立場との整合が取れていないような展開もちょっときつい。まあ、OPやEDの雰囲気は好きだったから見られた。
無双
2011年4月5日 放送中のアニメの感想とか『ポケットモンスター ベストウイッシュ』第24話(放送上)
エモンガなるぶりっ子だけど可愛らしいモモンガポケモンが登場。可愛らしい振舞から食べ物を貢がせるためのメロメロは、ゲームと違って見た目に分かりにくいポケモンの性別を活かしたお約束となりつつある。サトシ達の前に現れて手玉に取って上手くやったつもりだが、邪念なく受け入れるキバゴとの並びでペースを乱される。邪念が無垢に弱いのはさもありなんといったところか。そこへ可愛いポケモンといえばベルといった具合で、無理矢理バトルを挑まれる。基本的な技をいなされるチラーミィ、必殺のメロメロを放つが相手は百戦錬磨の猛者。逆にメロメロで返されてしまう。それでも食い下がるベルのしつこさに逃げ出すエモンガ。そこからゲットしたいベル、お礼がしたいキバゴや後を追う皆による壮大な追いかけっこへ。流石の風格を持って再登場したベルは、追いかけっこの途中で悪気はないが相変わらずの振り回しぶりを発揮する。エモンガも最後は、キバゴとトレーナーであるアイリスにほだされてゲットされることに。だってキバゴ可愛いもんな。
見ているこちらも暑苦しいベルの猪突猛進と、迷惑がりながらも性悪さを持ったエモンガが無垢なキバゴに浄化される分かりやすい内容だった。キバゴとエモンガのツーショット、こうかはばつぐんだ。まあ、演者的にも初代のプクリン的存在なのでしょうな。
エモンガなるぶりっ子だけど可愛らしいモモンガポケモンが登場。可愛らしい振舞から食べ物を貢がせるためのメロメロは、ゲームと違って見た目に分かりにくいポケモンの性別を活かしたお約束となりつつある。サトシ達の前に現れて手玉に取って上手くやったつもりだが、邪念なく受け入れるキバゴとの並びでペースを乱される。邪念が無垢に弱いのはさもありなんといったところか。そこへ可愛いポケモンといえばベルといった具合で、無理矢理バトルを挑まれる。基本的な技をいなされるチラーミィ、必殺のメロメロを放つが相手は百戦錬磨の猛者。逆にメロメロで返されてしまう。それでも食い下がるベルのしつこさに逃げ出すエモンガ。そこからゲットしたいベル、お礼がしたいキバゴや後を追う皆による壮大な追いかけっこへ。流石の風格を持って再登場したベルは、追いかけっこの途中で悪気はないが相変わらずの振り回しぶりを発揮する。エモンガも最後は、キバゴとトレーナーであるアイリスにほだされてゲットされることに。だってキバゴ可愛いもんな。
見ているこちらも暑苦しいベルの猪突猛進と、迷惑がりながらも性悪さを持ったエモンガが無垢なキバゴに浄化される分かりやすい内容だった。キバゴとエモンガのツーショット、こうかはばつぐんだ。まあ、演者的にも初代のプクリン的存在なのでしょうな。
浪漫
2011年4月4日 放送中のアニメの感想とか『ダンボール戦機』第5話
カズの新しいLBX選びに各々が自分と同じ系統の機体を薦める。特にブルドを進めるリュウのキャタピラ愛が面白い。地面の状態を問わない力強さを愛するお前は分かっているぞ。でも、ちょっとクールなカズにはどれもしっくりこない。時同じくしてLBXを使っての総理暗殺計画が進行し始め、LBXを使って阻止を考えるオッサンの会話。とくれば、カズの手元に来るのは想像通りで、長距離狙撃用LBXハンターを与えられての危険な任務が始まる。操縦者を直接狙うのはゲーム的にNGなところだが、今回はそれを上回る暗殺なので阻止を気楽に請け負うのは、若さとしか言いようがない。まあ、高性能を使いあぐねている内にぶっつけ本番になるのもこういう作品らしいか。世界の命運だとか大げさなナレーションだと思っていたが、本当に絡んできそうな内容のぶっ飛び加減が楽しくなってきた。どうせなら玩具遊びで世界が救えたらって妄想が具現化する方が清々しいってもんさ。
カズの新しいLBX選びに各々が自分と同じ系統の機体を薦める。特にブルドを進めるリュウのキャタピラ愛が面白い。地面の状態を問わない力強さを愛するお前は分かっているぞ。でも、ちょっとクールなカズにはどれもしっくりこない。時同じくしてLBXを使っての総理暗殺計画が進行し始め、LBXを使って阻止を考えるオッサンの会話。とくれば、カズの手元に来るのは想像通りで、長距離狙撃用LBXハンターを与えられての危険な任務が始まる。操縦者を直接狙うのはゲーム的にNGなところだが、今回はそれを上回る暗殺なので阻止を気楽に請け負うのは、若さとしか言いようがない。まあ、高性能を使いあぐねている内にぶっつけ本番になるのもこういう作品らしいか。世界の命運だとか大げさなナレーションだと思っていたが、本当に絡んできそうな内容のぶっ飛び加減が楽しくなってきた。どうせなら玩具遊びで世界が救えたらって妄想が具現化する方が清々しいってもんさ。
爽快
2011年4月3日 放送中のアニメの感想とか『遊戯王5D’s』第152話
新カードで闘わなくてはならないために与えられた不遇の設定という名の運命。それらが新たなモーメントの完成という未来への希望と作品の終了によって次の道を見つけるとは、どこかメタ的でだけど憑き物が落ちたようで晴れ晴れとした方向へと進む予兆を感じさせる。それぞれがネオ童実野シティを去ることになる選択を迫られる中、一人武者修行の旅に出ていたジャックが印象的だ。ガレージで皆が別れとなる選択の悩みを打ち明けたところへ颯爽と現れ遊星に勝負を挑む。仲間として闘ったがあくまでも遊星のライバルであり続け、馴れ合いとは違う形の絆を示してきた男が相手だけあって、互いのエースを一時的に除外しての立ち上がりでの引き方がとても良い。最後に良いものが見れそうだ。
新カードで闘わなくてはならないために与えられた不遇の設定という名の運命。それらが新たなモーメントの完成という未来への希望と作品の終了によって次の道を見つけるとは、どこかメタ的でだけど憑き物が落ちたようで晴れ晴れとした方向へと進む予兆を感じさせる。それぞれがネオ童実野シティを去ることになる選択を迫られる中、一人武者修行の旅に出ていたジャックが印象的だ。ガレージで皆が別れとなる選択の悩みを打ち明けたところへ颯爽と現れ遊星に勝負を挑む。仲間として闘ったがあくまでも遊星のライバルであり続け、馴れ合いとは違う形の絆を示してきた男が相手だけあって、互いのエースを一時的に除外しての立ち上がりでの引き方がとても良い。最後に良いものが見れそうだ。
鮮烈
2011年4月2日 放送中のアニメの感想とか『たまごっち!』第72話
Aパートは、もりりっちの転校初日。以前、たまカフェの向かいの開店予定のお店でチラッと出てきた片割れのもりりっちが転校してきた。早速の死語尽くしの挨拶に始まって、たまもりが出来るとの話で一躍人気者に。そんな中、遅れて登校してきたラブリっちは、たまもりが何なのか分からないので戸惑ってしまう。遠慮気味で突き放してしまった態度で、しゅんとさせてしまったかと思ったが、めげないもりりっちであった。「よろぴく」とか「めんご」とかは聞かないでもないが、会話の全部がそんな感じだと何だか笑えてくる。
Bパートは、たまもりショップの開店初日。盛るという言葉の響きから想像するしか分からないが、何だかんだと行列が出来るので楽しいことなのだろう。そうこうしている内にお店が開店して大張り切りのもりりっちとあねもりりっち。たまもりは衣装の盛り付けのことだったようだが、置いている服の古さや少しずれたセンスを言葉巧みにごてごてに盛り付けて売るあたりは、可愛らしさと無害さに隠れたしたたかな商売人気質だろうか。まあ、ゲームとか着せ替えは簡素よりもごてごてとかきらきらで豪華な雰囲気にしてみたくなる気持ちはよく分かる。作中のキャラ同様に勢いに押されてたまもりも悪くないかなと思わせられた。可愛らしい声で「まかせてちょんまげ」とか「チョベリグ」とか、もりりっちやあねもりりっちの掛け合いはむずむずして楽しい。仕様もなさを好きな波長が合うのだろう。
Aパートは、もりりっちの転校初日。以前、たまカフェの向かいの開店予定のお店でチラッと出てきた片割れのもりりっちが転校してきた。早速の死語尽くしの挨拶に始まって、たまもりが出来るとの話で一躍人気者に。そんな中、遅れて登校してきたラブリっちは、たまもりが何なのか分からないので戸惑ってしまう。遠慮気味で突き放してしまった態度で、しゅんとさせてしまったかと思ったが、めげないもりりっちであった。「よろぴく」とか「めんご」とかは聞かないでもないが、会話の全部がそんな感じだと何だか笑えてくる。
Bパートは、たまもりショップの開店初日。盛るという言葉の響きから想像するしか分からないが、何だかんだと行列が出来るので楽しいことなのだろう。そうこうしている内にお店が開店して大張り切りのもりりっちとあねもりりっち。たまもりは衣装の盛り付けのことだったようだが、置いている服の古さや少しずれたセンスを言葉巧みにごてごてに盛り付けて売るあたりは、可愛らしさと無害さに隠れたしたたかな商売人気質だろうか。まあ、ゲームとか着せ替えは簡素よりもごてごてとかきらきらで豪華な雰囲気にしてみたくなる気持ちはよく分かる。作中のキャラ同様に勢いに押されてたまもりも悪くないかなと思わせられた。可愛らしい声で「まかせてちょんまげ」とか「チョベリグ」とか、もりりっちやあねもりりっちの掛け合いはむずむずして楽しい。仕様もなさを好きな波長が合うのだろう。