『ドラゴノーツ−レゾナンス』第1話
訳あり主人公がヒロインやドラゴノーツなる組織と関っていく模様。明確な異形の敵が存在していて、世界がどうとかの話に発展するのだろうか。どんな重厚な設定であろうとそれを使って表現される作品世界の論理やキャラクターの心理が重要であると思われる。中でも、最初に強い印象を与える場面は重要で、その場面での印象が作品の印象に繋がることが多い。よって、サブタイトルにもあるように、つないだ手に対してどのような設定と話が展開されるのかに注目したい。

2007年10月10日 1話雑感
『ef−a tale of memories』第1話
別々のキャラクターの別々のヒロインとの出会い等が描かれている。しかし、それぞれが同じ世界の出来事なのか、関連したものなのかは特に明示されていないので、個別の短編集とも見て取れる。
ただし、全体を通しての色使いや画面構成にカメラといった質感において、近年のシャフト作品の特徴が見られる。その特徴で統一されているので、たぶん同じ世界の別の場所での別の視点での話なのだろうと想像出来る。設定だけ見れば、主人公とヒロインの恋模様を描いた典型的な作品に見える。しかしながら、言葉で説明しにくい話の構成も含めた全体の質感や変わっているので、どうも単純に運ぶとも思えない。そういう点で続きが気になる。

ほどほど

2007年10月10日 1話雑感
『レンタルマギカ』第1話
魔法の存在を最低限の台詞で説明するだけで、実際に魔法がどんなものかは画面で見せる。映像作品として良い姿勢だと思うので、今後もそういう姿勢を続けて欲しい。
主人公に特に不快感が感じられないことや力の秘密等の見所がありそうなので、期待して良さそうだ。

躍動感

2007年10月9日 1話雑感
『しゅごキャラ!』第1話
キャラクターデザインの人脈か、OPから充実した作画陣によるキレのある映像が見られた。1話だけあって、本編も充実していた。
他人に見せるキャラと本心とのギャップをしゅごキャラ達が埋めてくれて、憧れの王子様とあれこれみたいな話の模様。まあ、そんな話には共感できそうもないので、ド迫力のしゅごキャラバトルが見られれば良いなと思います。

新装開店

2007年10月9日 1話雑感
『ぷるるんっ!しずくちゃん あはっ☆』第1話
相変わらずのぷるぷる加減が実に愛らしい。改めてキャラクターを説明しつつ、1年経ったことを振り返る。そして、登場する新キャラ。この新キャラを軸に作品世界を改めて説明する形をとりつつ、いつも通り「あはっ」と笑いながら展開していくのかなと思った。

地道さが大事

2007年10月8日 1話雑感
『メイプルストーリー』第1話
ファンタジー仕立ての作品では、案外努力が軽視されがちだが、修行して強くなろうとする主人公は、昨今の流れに乗っているだけでなく、好感も持てる。人間を敵視しておきながら、人間の犯した過ちと同じ過ちに嵌っているように見えることをいかに物語の中で消化するのか。そこにこの作品の最初にして最大の滑り出しが懸かっていると思うので、その点に注目して見たい。
『機動戦士ガンダム00』第1話
ロボットものというジャンル自体がリアリティーに対して大きな矛盾を孕んでいるのに、いつものPの影響力が前面に押し出されてきそうなテーマなので、現実の誰かが伝えたいイデオロギーをはらんでリアリティーを持つ歪さを持っていると思われるので、イデオロギーに関する面では全く期待していないが、純然たるロボットアクションものとしては大いに期待したい。
実際、そんなものは物語に仕立てるためやロボットでアクションをするための方便でもあり、当のアクションはかなり力が入っていて、これからさらに温まってくることを思うと期待せずにはいられない。その中で、物語としてまとまった論理の中にイデオロギーが組込まれていれば、良いかなと。

いやはや

2007年10月7日 1話雑感
『キミキス pure rouge』第1話
摩央姉の吸引力に引っかからない2人の脳みそはやばい。と、冗談はさておき、女の子達が魅力的に描かれていて、作品の核になる部分での不安はない。ダブル主人公の気配を見せているが、それはそれで複数のルートを1回で回収しつつ、1つの物語に仕上げる手法として新しいし最後までまとめられれば上手いと思う。

ゆったり

2007年10月6日 1話雑感
『Myself;Yourself』
5年ぶりに街に帰ってくる主人公と馴染みの友人達との恋模様の話。
5年ぶりの郷愁が映像からも伝わってきたし、かつて住んでいた街だけあって、その後すぐに馴染むのもすんなり来る。様変わりしたヒロインに気付かない主人公の鈍感さとそれに対する怒りは分かるが、ヒロインが必要以上に怒り続けるほどのことでもないので、今後展開を牽引していく事件に期待したい。
『ご愁傷さま二ノ宮くん』第1話
設定の根本にあれこれいうのは野暮だが、下手すれば死ぬような行動を映像で見せられるとイライラした。それよりも、ヒロインが設定通りにエロく描かれていて、それが重要な作品だと思うので、今後も作画の水準が保たれることを願いたい。
『灼眼のシャナII』第1話
回想なのだが、話の流れに上手く組込んであって、必要な体裁は整えてある。シャナとの関係、特に主人公がどうしたいのかに話の核があると思うので、台詞には細心の注意を期待したい。

自発性が鍵

2007年10月4日 1話雑感
『ナイトウィザード』第1話
露骨に設定を説明する台詞はなく、ある程度映像で説明しようという気概は感じられた。やや不愉快になるキャラクターにいいように命じられて行動することに対して自発的意思が見られないので、今後それが見えてくれば楽しめると思う。

ほのぼの

2007年10月4日 1話雑感
『スケッチブック〜full color’s〜』第1話
口下手でスケッチブックを持ち歩きスケッチする少女と周りの人達のやりとりを描いた作品。スケッチの絵自体はそれなりに力が入っていて、その上でちょっとしたやりとりが面白かったりほのぼのするという感じ。劇的なことは無いけど安心して見られるとは思う。

繊細かつ大胆

2007年10月3日 1話雑感
『BLUE DROP〜天使達の戯曲〜』第1話
冒頭のシャトルでのやりとりがに対して、本編が過去であろうことは容易に想像できるし、最後の場面がそれを確信へと変えた。
正味、説明らしき説明のほとんどは、違和感のない台詞のやりとりと少しだけある回想場面の中に含まれている。それは、映像作品が持つ力であり、実際に見れば分かるようになっていた。他にも、距離感が心象の部分があったり、色に注意が向けられていたりと演出面も印象的だ。
冒頭と繋がって今後の展開を想像させる引きも上手く、今後に期待が持てる。

違和感

2007年10月2日 1話雑感
『D.C.II〜ダ・カーポII』第1話
Iの世界観は今一思い出せないが、同じように年中咲いている桜があって、主人公が居て、妹やクラスメイトが居る。
必要以上に説明をしない姿勢だが、必要最低限は分かるようになっていて、それは非常に良い。話の目新しさなんてないだろうけど、映像作品が映像である意義を生かしてくれそうで、その点に期待したい。

挑戦

2007年7月27日 1話雑感
『バッカーノ』第1話
のっけから作品への事故言及とも取れる物言いで物語の主人公について延々副社長が語っていくわけだが、相変わらずの若本節で、段々と同じキャラクターへの呼びかけだけなのになぜか笑えてきた。
で、肝心の話はというと主人公が誰かという会話によってオムニバスにそれぞれのキャラクターの状況が見せられ、その中で一本の話に繋がっていく形式が取られている。この辺に関しては写実系を好む人にとっては受けが悪そうだが、僕は楽しめた。ただ、マフィアのタイゾーンが怪しいのは気になる。
実際、OPはよい出来で、同様に本編の作画も充実していて、このまま仕掛けが分かっていくのであれば十分見られるし、予告のようなアドリブにも期待したい。

これはこれで

2007年7月19日 1話雑感
『はぴはぴクローバー』第1話
可愛らしいデザインで灰汁の少ないメインキャラに対し、脇を固めるサブキャラクターがアドリブの出来る演者。加えて、日常が中心なので話の自由度も高そう。これはこれで期待できそうだ。

色設定

2007年7月18日 1話雑感
『モノノ怪』第1話
時代ものの雰囲気でありながら、色設定が現代のクリエーター系になっている。それでいて、真とか理とかの和風かつ哲学風味で衒学的な言葉を駆使して、隠された悪事とそれにまつわるモノノ怪と業を解決していく話。予定調和がスタイリッシュな雰囲気で提供されるのは、結構好み。まあ、日本人向けってことですね。

微妙な空気

2007年7月15日 1話雑感
『CODE−E』第1話
OPの独特のテンポにまず驚く。もう少し速ければ、アクションものだと分かるのだが、パッと見でジャンルが分からない。十年後という近未来において、残っていそうなローテクとありそうなハイテクの取捨選択が上手い。主人公の特異体質らしきものの特性が、台詞でなく見せ方で想像させる作りになっていて良い。見ている側にはそうでもないけど、主人公が思わず誤解してしまう台詞のずれで〆る次回への引きも良い。
作品の方向性は分からないが、次回以降も見たいと思わせるだけのものはある。
『ぽてまよ』第1話
赤ちゃんの喃語のような喋りをする「ぽてまよ」と思しき謎の人型生物が、当たり前のように受け入れられている違和感。「ぽてまよ」に殺到する生徒達に無視されたままの先生さえも追求を諦めたまま進行してゆくことの違和感。さらに、成り行きのまま命名されたということも判明し、じわじわ来た所でAパート終了間際。ナレーションに「ぽてまよタンかよ」と呟きながら笑ってしまった。これは狙っているだろう。
Bパートは「ぽてまよ」の同類が現れ、恥ずかしがったり、餌付けされたりと、喃語ながらも心情がちゃんと読み取れるように作られていて上手い。
芸術的にではなく、劇的に面白いこともないものの、娯楽として見られる作品ではある。

< 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 >

 
okm

この日記について

日記内を検索