『じょしおちっ!~2階から女の子が…降ってきた!?~』
絵柄的にも一昔前のOVAよろしくなエロアニメって感じでギャグとエロの組み合わせで、2階から落ちてきた女の子に限らず女の子に好かれてみたいな分かりやすい展開で誰を選ぶでもなく話らしい話もない作品だった。まあ、流し見する分には軽い分ましかな。

『すのはら荘の管理人さん』
色々管理されちゃって、絵柄と演者に比して古臭い表現だけどムフフな要素で股間に訴えかける分かりやすい作りで、嫌いな人にはとことん嫌われそうだけど、俺は楽しかったぞ。

『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』
お手軽なお話だけど、脇役のキャラクターの座組が案外豪華で活躍させるための工夫も感じられた。どこを張るのかしっかり緩急が付けてあって、分かりやすい構成を引き立てていたと思う。

『ちおちゃんの通学路』
ゲス要素ありのドタバタ作品で、ちょっと昔の懐かしい香りと今風の絵柄と演者の組み合わせで、最後のNGシーン集風の要素も組み込んで上手いこと作ってあるなと思った。

『はたらく細胞』
学習漫画的な良さとアニメ的な見応えとが同居していて特別面白いって訳でもないんだけど何だか見てしまう。たぶん定期的に見ても楽しめるだろう。うん、学習漫画だな。

『百錬の覇王と聖約の戦乙女』
スマフォの知識だけで会戦を、死線を何度も生き抜くってのは説得力がないな。土台が脆い砂上の楼閣、異世界ものらしく、また異世界に戻りたいかということで終わったが、ここまで誰も祝福しないように思える物語も中々ない。

『あそびあそばせ』
ギャグはテンポが重要だが、3本立て構成で区切ることで綺麗に機能していたと思う。キャッキャしていて気軽に見られて少し笑える。

『京都寺町三条のホームズ』
ホームズならモリアーティがお相手とばかりに居る訳で、その立ち位置の坊主とのいけずの京都人らしい訛りの効いた会話が何だか楽しかった。骨董を絡めた事件の真贋と見極めで進んでいく構成も良かった。

『オーバーロードIII』
歯切れというかテンポが今一つ悪くて、~編みたいな原作の構成に妙に拘った尺で1期のようなサクサクと粋っている連中を片付けていく展開と違い、逆に主人公が粋ってゆっくりとした展開と相まって爽快感が失われてしまっていた。

『ゆらぎ荘の幽奈さん』
幽奈を含めたゆらぎ荘のお色気要員達のお約束感で人情物だけじゃ立ち行かない少年誌の辛さみたいなものが垣間見えて、それでも同じ位にコガラシの男気が際立っていて力強い作品だった。

『信長の忍び~姉川・石山篇~』
栄光に満ちている部分が目立つ中での苦しみを味わうことになる戦いを描いていただけあって、去り行く背中への寂しさと最期を思うと複雑ではある。ここまで来たら信長の最期までアニメ化して欲しいものだなと。

『僕のヒーローアカデミア 第3期』
ちょっと先輩が厳しさを味わって、それじゃこの先通用しないぞって後輩に言う感じが基本なんだけど、学生気分にしか見えないってのがこの作品の弱点よね。殺し合いの只中に放り込まれる筈なのに死なない前提の危機感の無さしか感じさせないから、個別の構成では気にならない部分が今後の大きな展望みたいなナレーションが入る度に違和感として襲ってくる。惜しいって感じで見ている作品。

『MAJOR 2nd』
あんまり捻くれていないので気軽に見られたし、最後あんな感じになったけど希望を感じさせる構成にしてあって、2期があってもホッと見られそうな安心感があった。

『こねこのチー ポンポンらー大旅行』
またまたなチー達の日常を描いてから、コッチの大旅行と選択でもって〆る構成。居場所の持つ力とそこでの日常が続いていくことへの愛おしさを感じさせて良かった。

『若おかみは小学生!』
おつかい行ったり何やかんやで過去の番組であったが、子供が一生懸命頑張る姿ってのは娯楽足りえる。幽霊達との繋がりを通して温泉街を盛り上げていこうとする細腕繁盛記と健気さを落とし所に持ってくるのが良かった。

『シュタインズ・ゲート ゼロ』
あの中二病全開の演技を抑え、大人になって未来を受け入れようとする演技と溜まりに溜まったものが、集束しようとする未来への抗いと合わさって再び舞い上がるって構成は良かったと思う。まあ、前作に時間軸として繋がることや前作と比べて先の展開が読めてしまうってことが仕掛けの弱さに繋がってはいるんだけど、ちゃんと仕掛けではない部分で勝負する構成になっていたので満足感はある。

『ルパン三世 PART5』
ようやってくれた。ルパンという存在をネット時代の更に先のAIやシステムによって追われる側になった古典作品としてメタ的に捉えた話を通し、今後も続くものとして過去作を踏まえて再定義した傑作。仲間としての関係。相棒としての関係。複雑な男女を超えた関係。好敵手としての関係。今後のネット時代に消費されていく作品としての関係。その全てに答えて娯楽に仕上げてあって大満足。

『フルメタル・パニック!Invisible Victory』
この作品のアニメ化タイミング含めたミスリルやウィスパードという存在に対する今更ということに対して答えがあるのかと思ったが、何か今一つ煮え切らないものがあった。ミスリルが散り散りになって、『あしたのジョー2』の前半みたいなの見せられてもね。その後の展望見せて続くで分割なのか知らんが切る位ならアニメ化せんでもよろしいんとちゃいますか。

『ハイスコアガール』
何かこうゲーセンの熱気が中心だったのは最初の方だけで、主人公の熱意に比して物語の中心は三角関係に集約されていて、格ゲーの感度の鋭さに対して鈍い感じで、OVAが前提の構成で終わり方としてもまとまっていない感じで、散らかっているのが感じの良さにも繋がっていなくて何か寂しいものがあった。物語としてはOVA次第かな。

『つくもがみ貸します』
何か釈然としない終わり方だが、要はつくもがみよりも女心の方が複雑だったということになろうか。時代が変わろうとも事件云々と同じ位色恋の噂話が大好きなんだろうな。当事者性が薄いと娯楽として弱いのと、オッサンはそんなに色恋が好きじゃないって点を差し引くとどうなんだろうね。

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